5/5(土)
オフィシャルサイト オープン
<EVENTS> 5/20(日) 追加ゲスト決定(詳細近日)
シネマ・レガシー vol.1 監督 宮崎大祐セレクション
5/19(土)〜5/25(金) 連日 20:45~ @ cinema rosa
5/19(土) ”Dressing Up” by Yuka Yasukawa
<選出コメント>
今世界を席巻するジュリア・デュクルノー、ジェニファー・ケント、アナ・リリ・アミリプールといった「フィー・テリブル」の系譜にさりげなく安川有果という名を加えてみるのはいかがだろうか。(宮崎大祐)
<From Director>
シネマ・ロサのインディーズラインが復活!その記念すべき最初のシリーズに参加させて頂けることを、とても嬉しく思っています。個性的なラインナップに、ワクワクしてます。ぜひ、見に来てくださいね! (安川有果)
2012年/68分/Blu-ray/配給=ドレッシング・アップ
監督・脚本=安川有果
撮影=四宮秀俊
録音・音楽=松野泉
出演=祷キララ 鈴木卓爾 佐藤歌恋 平原夕馨
<物語>
桜井育美は父親と二人暮らしの中学一年生。授業で「将来の夢」について考えるという課題が出るが、自分の未来を想像することが出来ない。「母親のような立派な人になりたい」というクラスメイトの発言を聞いた育美は、死んだ母親がどういう人だったのか興味を持ち始めるが、ある日、隠されていた母親の過去を知ってしまう。
<受賞・上映歴>
第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞
TAMA NEW WAVE グランプリ・ベスト女優賞
大阪アジアン映画祭・インディフォーラム部門上映
全国16館、パリ、ドイツなどの映画祭でも上映。
<プロフィール>
1986年生まれ。奈良県出身。
2012年、「CO2」に応募した企画が選ばれ、初長編『Dressing Up』を監督。TAMA NEW WAVEグランプリなどを経て、2015年に全国で劇場公開。第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。新作は、2017年の第30回東京国際映画祭で上映された、蒼波純主演の短編『永遠の少女』。その他、アルファロメオとのコラボレーションムービーや、泉まくらのミュージックビデオの監督なども務める。現在、新作の長編映画を準備中。
映画『Dressing Up』予告編
<併映作品>
『永遠の少女』
2017年/23分/Blu-ray/©2017 Yuka Yasukawa
監督・脚本=安川有果
撮影・照明=倉本光佑
録音=日下部雅也
音楽=小野川浩幸
主題歌=泉まくら
出演=蒼波 純 萩原利久 澁谷麻美
<作品紹介>
大学生の隼人はふらふら歩く病衣姿の少女に道端で偶然出会う。15、6歳に見える少女は、見た目が歳を取らない病気で、実験の為に近くの病院に閉じ込められていたのだ、と隼人に告げる
<受賞・上映歴>
第30回東京国際映画祭にて上映
5/20(日) ”湖底の蛇” by Rina Tanaka
<選出コメント>
感性のみに頼らない本格派の女性監督の出現を我々は待ち望んでいる。だって、デザートはどこまで行ってもメインディッシュではないのだから。田中里奈の胃もたれするほど濃厚なメインディッシュを召し上がれ。(宮崎大祐)
<From Director>
蟻の思いも天に届くとは。この度の上映に感謝いたします。目と耳で存分に楽しんでいただけたら幸いです。(田中里奈)
2016年/60分/DCP/©︎東京藝術大学大学院映像研究科
監督・脚本=田中里奈
撮影=John Eunhee
録音=小針沙紀子
編集=Fixy Lee
美術=玉林亜理
音楽=佐立努
出演=黒岩三佳 木村翠 篠田光里 西本竜樹
<物語>
夫婦二人の生活に息苦しさを感じていた三園弓は、かつての恋人の元を訪れ、 束の間の秘密の時間にのめり込んでいく。そんな弓の様子を知った母の和子 もまた、自らの死期を悟り家族に内緒で身辺整理を進めていた。そして理想 と現実の間でもがき続けている弓の娘、洋。三人はそれぞれの思いを胸に、 新しい橋の上に立つ。
<受賞・上映歴>
渋谷ユーロスペース上映
第17回ドイツ ニッポン・コネクション招待上映
<プロフィール>
熊本県出身。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域にて黒沢清監督と諏訪敦彦監督に師事。卒業後は、卒業後は黒沢清監督作品などで助監督としても活動。現在、新作長編映画準備中。
十期生修了制作『湖底の蛇』(田中里奈監督)予告編
<併映作品>
『大和月夜』
2017年/5分/Blu-ray/©︎Rina Tanaka
監督・構成・編集=田中里奈
撮影=上野陸生
音楽=佐立努
出演=小川沙希
<物語>
昔々、大和の空にぽっかりと満月が浮かぶ夜、妻はひとり、帰らぬ夫を待ち続けていた──。
<受賞歴>
YAMATO映画祭2018準グランプリ
5/20(日) ”Ping-Pang” by Yoichi Tanaka
<選出コメント>
あらゆる希望も未来も消え失せ、反撃する気力もなく、しがみつくだけの腕力も残っていない。それでもなぜ映画を作るのか。作り続けねばならないのか。田中羊一の映画を見て己に問え。(宮崎大祐)
<From Director>
金ないし、と映画製作から逃げ回ってきましたが宝くじが当たり『ピンパン』を撮りました。
このような事故的に起こる思いがけない体験/出会いを描いていきたいと思ってます。
(田中羊一)
2016年/15分/Blu-ray/配給=DEEP END PICTURES Inc.
監督・脚本=田中羊一
撮影=下川龍一
録音=伊豆田廉明
出演=柳英里紗 彭羽 石橋征太郎 松川のりすけ 芹澤興人
<物語>
職場ではセクハラを受け、何も抵抗できないでいる女。仕事の後、毎日のように卓球場に通っているが、試合をするわけでもなく、一人黙々と練習に打ち込むことで現実逃避する日々を過ごしていたが…
<受賞・上映歴>
第31回 オーデンセ国際映画祭 コンペティション部門正式出品
第13回 SKIPシティ 国際Dシネマ映画祭 コンペティション部門正式出品
第12回 大阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門正式出品
第19回 ショートショート フィルムフェスティバル アジア・インターナショナル&ジャパン部門正式出品
<プロフィール>
1984年 千葉県出身
2007年「そっけないCJ」で第11回水戸短編映像祭コンペティション部門 グランプリ
2010年 第6回CO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪)にて「CJシンプソンはきっとうまくやる」を制作
2012年 MOOSIC LABにてヤングポール監督と「ムージック探偵 曲菊彦」を共同監督
2016年 短編『ピンパン』を監督。
ピンパン【予告編】
<併映作品>
『ライセンス(ディレクターズカット版)』
2017年/15分/Blu-ray/配給=KMS
監督・脚本=田中羊一
撮影=渡邊寿岳
録音=宋靈妍
<作品紹介>
何をするにも男の送り迎えが必要な女が初めてハンドルを握る
<受賞・上映歴>
YAMATO映画祭2018審査員特別賞
5/21(月) ”こんなに暗い夜” by Yutaka Koide
<選出コメント>
レガシー=遺産とは掘り起こされる運命にある。脈々と更新されつづける世界映画史の白日の下に小出豊をさらさずして他に誰をさらすべきだろうか(宮崎大祐)
<From Director>
もっと映画を見たくなるし、よしんば自分も映画を作ってみようかしらと思い立っていただけるように映画を作りました。 (小出 豊)
2009年/85分/Blu-ray/配給=バルバスバウフィルム
監督・脚本・編集=小出豊
撮影=月永雄太
音響=黄永昌
出演=宮本りえ 森田亜紀 吉岡睦雄 扇田拓也 新谷尚之
<物語>
不妊治療に苦しむ倫子は、母子が愉しむ公園で愛犬のリードを離し事故に見せかけ子供を襲う。その悪事で愛犬が殺処分になろうとした日、倫子は愛犬と瓜二つの犬を目撃する。彼女はその犬を身代わりにしようと、深夜強奪に向かうが、その先で誤って飼い主を殺してしまった・・・そして倫子は、今度は自分の身代わりを探して彷徨う・・・。
<受賞・上映歴>
CO2助成作品
<プロフィール>
万田邦敏監督に師事し、『接吻』ではスクリプターを担当した他、同監督の短編TVドラマ『県境』、『一日限りのデート』、長編映画『SYNCHRONIZER』では脚本も担当。『お城が見える』で第4回CO2オープンコンペ部門優秀賞を受賞、CO2の助成を得て撮り上げた初長編『こんなに暗い夜』がある。また映画批評紙「シネ砦」の執筆者。
special movie! 『お城が見える』11min
『お城が見える』
<併映作品>
『葉子の結婚 月曜日』
2009年/15分/Blu-ray/配給=バルバスバウフィルム
監督・脚本=小出豊
撮影=白浜哲
音響=黄永昌
出演=竹厚綾 加藤真弓 石坂友里
<作品紹介>
日曜日の葉子の結婚式まであと6日。万田邦敏の呼びかけによるオムニバス映画『葉子の結婚』の一篇。
5/22(火) ”適切な距離” by Takamasa oe
<選出コメント>
いつからだろう、映画の中で役者が生きていなくてよくなったのは。演出家の傀儡のように不安げにスクリーンをさまよいはじめたのは。役者がその生き生きとした存在を主張しにスクリーンを飛び出し、現実がまるでスクリーンの中のように感じられるようになる。
それが大江崇允の作る「映画」だ。(宮崎大祐)
<From Director>
嘘には必ず背後につかなければいけない理由が隠れています。「この物語の母と息子は嘘をつき合うことで逆に本心が溢れてしまっている」、撮影中俳優の姿を見ていてそんなことを感じたなと思い出しました。
映画は嘘です。ですが、嘘だからこそ現実では触れることのできない人間の真理のようなものを掠ることができると実感しています。
よろしければ、私たちのついた嘘を観に来てやってください。絶対に後悔させません。
もし面白くないと感じてしまったら映画館にいる私に「嘘つき!」と声を掛けて下さい。
その時は「もう一回観て下さい。絶対に後悔させませんから!」と言わせて頂きます(笑)
(大江崇允)
2011年/94分/Blu-ray/©︎大江崇允
監督・脚本=大江崇充
撮影=三浦コーチン 櫻井伸嘉
録音=竹内遊
音楽=石塚玲依
出演=内村遥 辰寿広美 時光陸 佐々木麻由子
<物語>
大学生の雄司は母親と二人で暮らしている。二人の間に久しく会話はない。ある日、雄司は自分の日記を母が盗み読んでいる事実に気付き、憤りを感じる。翌日、雄司は偶然母の日記を発見してしまう。そこには生まれてこなかった雄司の弟と幸せな生活を送る母の虚構の世界が綴られていた…。
その日から二人はお互いの日記を読み合うという奇妙なコミュニケーションを取り始めることになる。
<受賞・上映歴>
第七回CO2グランプリ&主演男優賞
WorldWideFilmGate長編部門グランプリ
ハノイ国際映画祭コンペディション部門選出
チョンジュ国際映画祭選出
<プロフィール>
1981年、大阪府出身。
近畿大学芸術学科演劇芸能(現:舞台芸術)専攻卒業。女流演出家、大橋也寸氏よりフランス演技システムであるルコックシステムを学ぶ。
大学では俳優として卒業。舞台芸術家としても経験を積む。それが今日の映画創作に反映されている。
映画『適切な距離』予告編
5/23(水) ”ほったまるびより” by Nao Yoshigai
<選出コメント>
吉開菜央は映画における「身体性」の危険な側面を掘り出してしまった。カメラだけでなくスクリーンまでもがいつの間にか己の一部となる。この唯一無二の体験に浸れ。(宮崎大祐)
<From Director>
わたしの作品はすべて短編なので、これまでつくってきた作品ほぼすべてを盛り込んで70分のプログラムができると言っても過言ではないです。
生きざまを込めた濃密な70分にします!ぜひ観に来てください。
(吉開菜央)
2015/38分/Blu-ray/配給=以下全てカルトブランシュ
監督・脚本・編集=吉開菜央
音楽=柴田聡子
出演=織田梨沙 小暮香帆 菅彩夏 後藤ゆう 矢吹唯 柴田聡子
<物語>
木造平屋一軒家。この小さな家のなかには人間であるさと子(歌手)の他に四人の踊り子が住 みついている。さと子の音楽に浸り、心地の良い日々を過ご す踊り子たち。ところがある日ふとしたことをきっかけに、踊り子は発見してしまう。家の中 にはもうひとり、少女がいたのだ・・・
※ほったまるとは「ほうっておくとたまるもの」の略。髪の毛や爪、足の裏の皮など、身体から出る落としもの。あるいは日々の生活で蓄積される様々なにおい。
<受賞・上映歴>
第19回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 新人賞
<プロフィール>
映像作家・ダンサー
1987年生まれ。日本女子体育大学舞踊学専攻でダンスを学んだのち、東京芸術大学大学院映像研究科に進む。生き物ならではの身体的な感覚・現象を素材に、「見て、聴く」ことに集中する時間を映像として編集している。2015年に監督した映画『ほったまるびより』が文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞を受賞。『みづくろい』YCAM架空の映画音楽のための映像コンペティション優秀賞受賞(2013年、YCAM) 主なグループ展に「ほったまるびより-O JUNと吉開菜央」展(2016年、Minatomachi Art Table,Nagoya)
映画『ほったまるびより』予告編
<併映作品>
『ホワイトレオターズによる上映前ストレッチ』
2017年/5分/Blu-ray
監督=吉開菜央
<作品紹介>
上映前に行うとリラックスできる簡単なストレッチをホワイトレオターズがご紹介します。
<併映作品>
<併映作品>
<併映作品>
Special screening
『みづくろい』
2013年/5分/Blu-ray
監督=吉開菜央
<作品紹介>
音楽は青葉市子さん。音楽の視点で映像をみる、マクロ身体ダンスフィルム。
<受賞・上映歴>
YCAM架空の映画音楽の為の映像コンペティション 優秀賞
『自転車乗りの少女』
2013年/10分/Blu-ray
監督・主演=吉開菜央
<作品紹介>
監督主演。25歳で自らを少女と呼び那須高原を駆け抜けた、ママチャリロードムービー。
<受賞・上映歴>
那須短編映画祭2013 じゃらん賞
**2017年に制作した新作3本を特別上映!!
5/24(木) ”太秦ヤコペッティ” by Moriro Miyamoto
<選出コメント>
「天才」などという安易な言葉で宮本杜朗を語ってはならない。イメージと創造性が毎分毎秒脳内でスパークする彼の「映火」は、正しく呪われたエジソンの末裔といえる。(宮崎大祐)
<From Director>
この映画に価値がないと思ったら返金します。僕、劇場にいるので言ってください。(宮本 杜朗 )
2013年/83分/Blu-ray/配給=SHIMAFILMS
監督・脚本・撮影・編集=宮本 杜朗
録音=松野 泉
出演=和田晋侍 キキ花香(劇団 子供鉅人) 小沢獅子丸 福本清三
<物語>
百貫省二(和田晋侍)と妻の佐奈(キキ花香)、息子の茂男(小沢獅子丸)は、家族3人睦まじく暮らしていた。省二は 自ら思いついたやり方で、“磁石の家”=マイホームを建てはじめる。そんなある夜、省二が家の資材のため牛を捌い て生革を剥いでいるのを、警官・小早川義竹(北原雅樹)が発見。小早川は省二に「裏稼業」の依頼を持ちかける。 家族のため、省二は家を造り、「裏稼業」を重ねる。ところが、ひょんなことから事態は思いもかけない展開をみせて ゆ く _ _。
<受賞・上映歴>
ファンタジア国際映画祭2013
Ars independent festival
ニッポンコネクション2013
CAMERA JAPAN Festival 2013
高崎映画祭
Buenos Aires Rojo Sangre
第8回福井映画祭
<プロフィール>
映画監督。独学。新作の準備中。
『フリフリ坊主』が第3回CO2総合プロデューサー賞(審査員の意見の違いにより、この年だけこの映画の為に新設された)を受賞し、OSKARIADA、Japan Film Festival Hamburgなど海外の映画祭に出品。『尻舟』が高崎映画祭に出品。『太秦ヤコペッティ』がファンタジア国際映画祭、Ars Independent Festival、ニッポンコネクション、CAMERA JAPAN Festival、Buenos Aires Rojo Sangre、高崎映画祭、福井映画祭など国内外の映画祭に出品。風営法問題を扱ったドキュメンタリー『SAVE THE CLUB NOON』が爆音映画祭、Japan Film Festival Hamburgなど国内外の劇場で公開。短編に『こぼれっぱなし』、『NOBIDORANDO』など。その他に「きゃりーぱみゅぱみゅ 5年目の真実」など。また、オシリペンペンズ、DODDODO、オニ(佐伯真有美)、山本精一、PIKA☆、三戸なつめ、和田晋侍などのPVも制作。
『太秦ヤコペッティ』予告編 - H -
5/25(金) ”TOCHKA” by Hiroyuki Matsumura
<選出コメント>
映画とは、「見ること」に他ならない。その原初に迫りつづける松村浩行の映画を紐解く道程は、日本映画のこの失われた十年を解き明かす旅とも重なってくるだろう(宮崎大祐)
<From Director>
人が共同するということ。時に個が状況にノンをいうこと。その困難さと貴重さに興味があるのかと思っています。 (松村浩行)
2008年/93分/DV-CAM→DCP/配給=トーチカ・ユニオン
2008年/93分/DV-CAM→DCP
監督・脚本=松村浩行
撮影=居原田眞美
録音=黄永昌
出演=藤田陽子 菅田俊
<物語>
日本最東端、国境の町、根室。荒涼とした海岸にひとり佇む男。男の前に建つのは朽ちた戦争遺跡、トーチカ。偶然居合わせた女の眼差しが男を揺り動かす。《あなただとは思わなかったんです》男の謎めいた言葉をきっかけに、二人の心はトーチカの深い暗闇へ誘い込まれてゆく。
<受賞・上映歴>
第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門出品
<プロフィール>
1974年北海道札幌市生まれ。
映画美学校第2期フィクション科で井川耕一郎、西山洋市らから映画制作を学ぶ。
初監督作『よろこび』(1999年)が映画美学校製作短編集『Four Fresh! 99』のひとつとしてユーロスペースにてレイトショー公開された後、2000年フランス・エクサンプロヴァンス短編映画祭、2001年ドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭等、海外映画祭コンペティション部門に招待され、オーバーハウゼン国際短編映画祭では国際批評家連盟賞を受賞する。
その後ブレヒトの教育劇に基づく実験作『YESMAN NOMAN MORE YESMAN』(2002年)を発表、2003年京都国際学生映画祭で準グランプリを受賞する。
藤田陽子・菅田俊出演の『TOCHKA』(2008年)は、第22回 東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に出品された他、第3回爆音映画祭等でも上映された。
他監督作に、あがた森魚北海道ツアーの記録『つかのまの秘密さ海の城で~水無月蜜柑試篇』(2005年)がある。
また、出演作に高橋洋監督『ソドムの市』『狂気の海』等があり、『ソドムの市』では精神科医「ドクトル松村」を演じている。